前置き
イタドリを扱った記事、第2弾となりました。地域によっては、「その辺」に普通に生えているイタドリ。繁殖力が強い雑草として厄介者扱いもされますが、実は食用可能である事を、第1弾の記事でお伝えしました。
今回はそんなイタドリを料理に使ってみています。安価に手に入れられる事も多い、「シーフードミックス」との組み合わせです。そこに「大根」という援軍にも加わってもらい、食べ応えのある料理を目指したいと思います。バターしょう油で味もバッチリ、となるはずです。早速材料から見てみましょう!
材料と解説
材料(1人前程度)
・イタドリ・・・下処理後のもの10g程度
・大根・・・4分の1から8分の1本程度
・シーフードミックス・・・150g程度
・バター・・・15g程度
・しょう油・・・適量(中華鍋1~2回し程度)
解説
イタドリ
今回の料理の名脇役的存在ですが、採集が容易に行える環境にある方とそうでない方で、手に入れやすさが大きく変わると思われます。
私が実際に試したわけではないので、自信を持った発言は出来ませんが、イタドリを手に入れるのが難しい場合、スーパーマーケットなどで売られている、下処理済みのわらびなどを使っても、イタドリを使った場合と似たような味や食感を楽しめると思われます。
大根
市販されている一般的なものを購入、使用して問題ないです。多くの料理と同じように、皮をむいて使用します。
シーフードミックス
安価な冷凍食品のものを使って問題ないです。もし、豪華に今回の料理を作りたい場合、例えばイカやエビなどの具材を、それぞれ購入して下処理してから使っても、もちろん楽しめます。
バター
これも一般的に売られているものを使用して問題ないです。無塩、有塩、どちらでも問題ないです。
しょう油
これも一般的なもので良いです。基本的に齋藤瞬が作る料理は、良い意味で安価さやテキトーさを売りにしています。
工程

簡易版
1.イタドリを下処理して小口切りする
2.大根の皮をむき、食べやすい大きさに切る
3.シーフードミックスを解凍する
4.中華鍋またはフライパンを温めて、バターを投入する
5.バターが溶けたら、シーフードミックス大根を炒める
6.シーフードミックスと大根に火が通ったら、イタドリも投入する
7.しょう油で味つけする
詳細版
イタドリを下処理する
以前イタドリの下処理方法を執筆したので、以下のリンクを参考にしてくださると嬉しいです(当ブログの別ページに飛びます)
下処理したイタドリを小口切りにする
斜め薄切りにしても、美味しく食べられると思われます。料理をされる方それぞれで、色々と試してみるのも、料理が楽しくなる要因になると思われます。
大根の皮をむき、食べやすい大きさに切る
食べやすい大きさであれば、乱雑に切っても丁寧に切っても、美味しく楽しめます。
シーフードミックスを解凍する
なるべく水またはお湯で解凍してからの方が、料理が美味しくなります。
中華鍋またはフライパンを温める
温まったらバターを投入する
バターが溶けたら、大根とシーフードミックスから投入して炒める
跳ねによるやけどなどに注意して下さい。シーフードミックスの方が、大根よりも早く火が通ると思われます。大根はがっつり火を通しても半生でも、美味しく楽しめると思われますが、シーフードミックスにはしっかりと火を通しましょう。
大根とシーフードミックスに火が通ったら、イタドリも投入して炒める
イタドリは下処理済みなので、サッと炒める―バターを絡めてやれば良いくらいの感覚―程度でも良いです。
しょう油で味つけする
中華鍋またはフライパンに軽く1~2回し程度で良いです。
火を止めて、皿に盛りつけ、完成です!
さあ、試食してみましょう。
試食と感想

実は今回使ったイタドリ、下処理の時に皮をむき忘れてしまっていました。そのためその食べづらさが気になるところです。
皿に盛った感じは、決して悪くないように見えます。普通に美味しそうな料理に見えました。香りもバターとしょう油の濃厚な香りがしています。
意をけして食べてみると、普通に美味しいバターしょう油炒めになっていました。どうやら幸運な事に、今回の料理に使ったイタドリは、たまたま穂先のやわらかい部分が多く含まれていたようで、皮をむきわすれた負の影響が、あまりなかったようです。
さらに、イタドリの陸(野山)の風味が、シーフードミックスの海の風味をさらに強めて、自然の恵みのようなものまで感じる事が出来ました。ご飯もどんどん進みました。
イタドリのこんな楽しみ方もあるのかと、新たな発見が出来た料理になりました。