執筆にあたって
今回は、2023年7月10に投稿した「ナムル」についての記事を修正しつつ、新たに料理した「もやし料理」の紹介、もやしについての豆知識なども加筆しました。
齋藤瞬のチャレンジクッキングその1―もやしナムル
私とナムルの出会い
こんにちは!齋藤瞬のチャレンジクッキングの時間がやって参りました。
今回挑戦したのは「ナムル」作りです。ナムルとは、韓国風のおひたし。ごま油と、もやしをはじめとする野菜の組み合わせがマッチして、より深い味わいを楽しめます。
私がナムルという料理と出会ったのは、16歳の時、人生で初めてのアルバイト先で出会いました。
そのアルバイト先は、韓国料理を提供するレストランだったのですが、調理補助が担当だった私は、プロの調理師さんや先輩スタッフさんに教えてもらいながら、何度もナムルの仕込みをしました。
仕込みでナムルを作っているときから、ごま油とほのかな野菜の香りを感じる度に、「これ、絶対美味しいよな」と思っていましたが、まかないで食す機会があり、実際に食べてみるとやはり美味しく、幸せな気持ちになりました。
それから19年(加筆修正時で20年)、私の人生紆余曲折ありました。
色々な苦労を重ねながら、ブログライターとしての一歩を踏み出した今、自らの手でナムルを作って、食レポ(のような)ことをしてみることにしました。
あまりナムルに入れないあの食材を・・・
さて、そのような気持ちの中、食材を調達することにしたのですが、もやしは外せないとして、他に何を混ぜてみるか、少し悩みました。
参考にした文献では、にんじんとニラを混ぜていましたが、「この際だから、自分なりにアレンジしてみたい」という気持ちが起きて、敢えて文献通りの食材にはしないことを、買い物前に決意していました。
しかし、じゃあ何を混ぜるかとなると、自宅近くのスーパーに着くまで、結局決められませんでした。
直感
スーパーに着き、野菜売り場を歩き回りながら食材を探していたところ、とある商品が私の目に飛び込んできました。
それが・・・「ヤングコーン(ベビーコーン)の水煮」でした。
それを見た時、私は直感で「ヤングコーンをナムルに入れたら、意外と美味しくなるのでは?」と思い、思い切って購入してみることにしました。
その他、もやしとごま油を購入、後はすでに自宅にあったニラを混ぜ合わせてみることにしました。
料理、スタート!
自宅に戻り、早速料理開始です。ここではまず、食材の整理をします。
用意したもの
もやし・・・約180g
ニラ・・・半束
ヤングコーンの水煮・・・約60g
ごま油・・・適量
手順と感想
鍋に水を入れて沸かす
野菜に火を通さなければならないので、当然の作業です。沸かしている間に他の作業です。
もやしを袋から出す
まずはここからです。ちなみにもやしは、ナムルで多く使われる豆もやしではなく、普通のもやしを使いました。理由としては、豆もやしによるナムルは何度も味わっていたので、普通のもやしによるナムルの味を確かめてみたかったためです。
ここで少し手抜きをしました。本当に本格的な料理を作りたいのなら、もやしの根を取る作業が必要ですが、普段、根を取らなくても特に食感の悪さを感じたことがなかったため、敢えて手抜きをして、根を取りませんでした。
ヤングコーンの水煮を容器から出す
市販のヤングコーンの水煮というものを、生まれて初めて購入したので、このときかなりわくわくしながら、容器のふたを開けました。
すでに加熱済みということで、容器から取り出したものを味見してみました。
「うん、レストランで食べたことがあるものと大差ない、美味しい」これが僕の感想でした。
ヤングコーンを包丁で切る
ここでは、やや大きめに、2cmくらいの大きさに切りました。
ニラを用意する
通常なら、ここでニラも切るところですが、たまたま5cmサイズに切られていたニラが自宅にあったので、それを使用しました。
食材に火を通す
鍋の水が沸いたので、ここで鍋に食材を投入しました。ゆで時間は、約1分にしてみました。
ザルにあけて、水で冷ます
火が通った食材を、水で冷やして、水気を切ってから、ボウルに投入です。
ごま油と塩を和える
味付けです。この時点かなり良い香りがして、味に期待が持てました。
皿に盛りつけて、完成!
さあ、試食です。
試食の感想
不器用な私にしては、盛り付けも上手く行き、ごま油の大変良い香りもする・・・。色合いも大変良い。食卓に完成品と箸を持っていき、着席して、箸でつまんで口に入れました!
うん、まず初めに思ったことは「塩気が足りない!」。塩分過多を恐れて、塩の量が足りませんでした。
そこで、塩を振り直して、もう一度口へ。・・・、うまい!これは美味しい。
だがこれは、もやしとニラについて言えること。肝心のヤングコーンの味をまだ確かめていませんでした。ここで、ヤングコーンにも挑戦。
さてそのお味は・・・、美味しい!我ながら、今回のナムル作りは最高だと思いました。
もちろん、参考文献通りににんじんを使っても、恐らく美味しかったでしょう。しかし今回は、思い切って自分のやりたいことに挑戦した点が、さらに喜びを増幅させました。
今後も様々な野菜料理に挑戦したい、そう強く思えました。
そしてその後、本当にもやしについて、料理に挑戦しました。
ただし、特に手の込んだ料理ではなく、「単純な組み合わせで美味しくなるもの」というコンセプトで、料理をしました。
齋藤瞬のチャレンジクッキングその2―もやしとキャベツの混合しゃぶしゃぶ
前置き
「単純で美味しいもやし料理を作れないか」
そう思ったのが、今回の料理を作るきっかけでした。
そういえば、「もやしとキャベツの混合しゃぶしゃぶ」ってあまり聞かないな!
単純すぎるその発想が、今回のメニューを思いつかせてくれました(笑)。
材料(食材)(1~2人前)
・もやし・・・100g
・キャベツ・・・150g前後
・豚肉・・・約200g
・味付けの調味料・・・お好みのものを自由な量
工程
もやしを軽く洗う
キャベツを千切りにする
もちろん、予め千切りされているものを使用しても良いです。
大きめの鍋に水を張り、加熱する
煮立ったら、キャベツともやしを投入する
少し時間が経ったら、豚肉も鍋に投入する
具材に火が通ったら、具材を皿に盛って、味付けして完成です!
感想
見た目からして美味しそう・・・。今回も料理は成功したかも!少なくとも見た目はそう思わせてくれました。
実際に料理を口に運び咀嚼すると・・・、美味しい。普通に美味しい(笑)。
実際に食べてみて思った事なのですが、もやしとキャベツを同時に頬張るの、意外と合います。美味しいです。
もちろん、豚肉との組み合わせもバッチリでした。
豆知識
せっかくなので、ここからは、もやしという食材について、少し勉強してみましょう。
保存方法
もやしの保存方法については、様々な意見が飛び交っていますが、私は個人的に、「購入したその日のうちに食べてしまった方が良い」と考えています。
恥ずかしい話なのですが、私は何度か、もやしを腐らせてしまった事があります。
腐らせてしまった事の言い訳に聞こえるかもしれませんが、もやしは、他の野菜や果物と比べて、明らかに鮮度が落ちるのが早いです。予想以上のスピードでした。
その上で、もやしの保存方法について、大変興味深い記事をネット上で発見したので、紹介します。
リンクよりお読みください。
栄養について
そのか弱い見た目に反して、意外と栄養豊富なのがもやしです。
決して多量というわけではありませんが、ビタミンB₁、B₂、C、カルシウム、鉄、葉酸などを含んでいます。
特に、もやしをレバーやほうれん草などと組み合わせると、がん予防、血行促進、貧血予防に役立つ可能性があります。
参考文献
・吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行「春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 最新版(初版)」2016年5月23日発行 231頁
・白鳥早奈英、板木利隆監修 株式会社高橋書店発行 「もっとからだにおいしい 野菜の便利帳」2020年7月10日 131頁
リンク
本文中に掲げたものの他