ぶなしめじの冷凍実験!
前置き
※今回の投稿にあたっては、川端理香監修 株式会社宝島社発行「毎日使える! 野菜の教科書(初版)」2017年6月2日 102頁を参考にしています。川端先生をはじめとして、先生の関係者の方々に感謝申し上げます。また、青髪のテツ著、ムラセセラマンガ 株式会社Gakken発行「マンガでわかる やさいのトリセツ 野菜のプロが教える選び方・保存法・無駄なく食べるコツ(初版)」2023年7月11日からも、多くの学びを得ました。青髪のテツさん、ムラセセラ先生、著書に関わったスタッフさんに感謝申し上げます。
ぶなしめじをはじめとして、きのこには、冷凍保存が出来るものが意外と存在します。
しかし、私自身は、これまであまり、その機会に恵まれませんでした。
そこで今回、ぶなしめじと冷凍用保存袋が手に入った事もあり、冷凍してもしっかりと料理に使えるのかを、私自身の手で確かめてみる事にしました。
最大で1か月ほどは、保存が出来る事が多いぶなしめじですが、まずは2週間の冷凍に耐えうるかを試してみます。
2週間後、今回冷凍したぶなしめじを使って、みそ汁を作って、実験の成否を確かめてみます。
ちなみに、冷凍までの手順は、
1.包丁で石づきを取る
2.ぶなしめじを手で適当な大きさに小分けする
3.冷凍用保存袋に入れて、冷凍室で保存
となります。
私は今まで、実際にきのこを冷凍保存した事がほとんどなかったので、正直若干の不安はありますが、実験の成功(ちゃんと食べられる)を祈って、ぶなしめじを冷凍庫に入れました・・・。
冷凍翌日(実験2日目)
写真は撮りませんでしたが、目視はしました。
袋を開けての確認はしませんでしたが、ぶなしめじはしっかりと凍っているのがわかりました。
明らかな劣化などは無いように見えたので、そのまま冷凍を続けました。
冷凍開始から1週間後
冷凍実験の中間観測日です。この日は冷凍しているぶなしめじを、実際に手に取って確認してみる事にしました。
ぶなしめじが入っている保存袋を台所に持ってきて、封を開けたのですが、開けた途端にぶなしめじの濃厚な匂いが私の鼻に届いてきました。しかも、冷凍前より匂いは濃く、かといって腐敗している感じはありませんでした。
手に取ってみると、当然ですが、ガチガチに凍っていました。色は、軸が冷凍前よりやや黄色味を帯びていましたが、劣化している感じはあまり見受けられませんでした。
私は、実験の続行を決定し、ぶなしめじを袋に入れ直して、冷凍庫に戻しました。
冷凍開始から2週間後(実験の結果が出ました)
いよいよ実験の結果が出る日が来ました。
冷凍したぶなしめじを袋から出すと、1週間前と同じ濃厚な匂いが鼻に届きました。
そして、相変わらず劣化している様子は見受けられなかったので、そのままみそ汁―豚汁にしてみました―を作って、味を確かめてみました。
結果は・・・、うん、普通に美味しい。購入直後のぶなしめじを料理して食べた物と遜色ない。それどころか、むしろ美味しく感じる!見た目の劣化もない。
結果
ぶなしめじは、正しく冷凍すれば、2週間はまったく問題なく保存出来る事がわかりました。むしろ、購入直後よりも、美味しくなる可能性がある事も、発見出来ました。
ぶなしめじを使った料理―豚汁
前置き
ここからは、実際にぶなしめじを使った料理を紹介します。まずは「豚汁」です。なお今回は、先ほどの項でもお話しした「冷凍ぶなしめじ」を使って料理しています。
寒い季節にはぴったりの料理です。日々のレシピの参考にして下さると嬉しいです。
材料(4~5人前程度)
・ぶなしめじ・・・1パック
・にんじん・・・1本
・白菜・・・大2~3枚
・豚肉・・・250g程度
・水・・・1.3リットル程度
・ほんだし・・・8g程度
・みそ・・・大さじ4~5程度
工程
1.ぶなしめじの石づきをとり、手で適当な大きさに分ける
2.にんじんと白菜を、食べやすい大きさに切る
3.豚肉も同様に、食べやすい大きさに切る
4.鍋に、ぶなしめじ、にんじん、白菜、豚肉、水を入れて、加熱する
5.途中で豚肉からアクが出て来るので、おたまで取り除く
6.煮立ってきたら火を弱めて、ほんだしとみそを入れる
7.ほんだしとみそがしっかりと溶けたら、軽く煮立たせて火を止める
8.お椀に盛って、完成です!
※お好みでしょうがチューブを入れましょう。
感想
以前私は、別の食材を使って豚汁を作りましたが、その時と遜色ない見た目と香りにする事が出来ました。問題は味です。
やけどに気をつけつつ、食材を口に運んでみたのですが、素直に美味しいと思えました。
特に、みそをやや少なめにしたのが良かったと思えました。
肝心のぶなしめじも、豚汁の中でしっかりと存在感を示していました。
ぶなしめじの卵とじ
前置き
齋藤瞬のチャレンジクッキングの時間がやってまいりました。この料理を作る前に、私は、「ニラの卵とじ」作りに挑戦して、無事に美味しく作る事が出来ました(ニラの卵とじについての記事は、以下で執筆しています。リンクよりお読み下さると嬉しいです)。
「だったらぶなしめじでも同じものを作りたい」、私は単純にそう思いました。コツはニラの卵とじを作った時に掴んだので、上手く作れる自信はそこそこありました。
ぶなしめじのうま味と卵の優しさ、そこに麺つゆで味つけをしてやれば、大外れする事はないと思い作り始めました。
果たして、齋藤瞬の目論見は正しかったのか。まずは材料からみて行きましょう。
材料(1~2人前)
・ぶなしめじ・・・1パック
・生卵・・・Lサイズ2~3個程度
・麺つゆ・・・20ml程度
・水・・・50~100ml程度
工程
1.ぶなしめじをパックから出し、石づきを取り、手でほぐす
余程大きなかたまりにならなければ、ほぐす大きさは適当で構いません。
2.ボウルに生卵を入れ、とく
しっかりとときましょう。
3.生卵をといたボウルに、ぶなしめじ、水、麺つゆも入れて、よく混ぜる
ぶなしめじにしっかりと、生卵を絡めるイメージで。
4.焦げ付きにくいフライパンにサラダ油をひき、温める
5.サラダ油が温まったら、ボウルの具材をフライパンに流し込み、形を整え中火にし、フタをする
条件により時間は変わってきますが、2~5分ほど加熱すると良いです。
6.片面に十分火が通ったら、ひっくり返してもう片面も焼く
もう片面は2~3分程度で焼き上がる事が多いです。もちろんフタをします。
7.焼き上がったら、卵とじをまな板にのせ、食べやすい大きさにカットする
8.皿に盛りつけて、完成です!
試食と感想
画像の通り、私は卵とじをひっくり返すのを失敗してしまい、形がグシャグシャになってしまいました。火加減が上手く調節出来なかったせいか、片面を焼いているときに、卵とじがフライパンにくっついてしまい、上手くひっくり返す事が出来ませんでした。
見た目は卵とじの体裁をなしていませんが、味の方は、とても美味しく食べる事が出来ました。普通に美味しかったです。ぶなしめじのうま味と卵の優しさ、そしてそれだけでは足りない塩気を麺つゆが補ってくれて、「和」を感じる味になりました。
補足
私のように、卵とじをひっくり返す時に失敗してしまうのが怖い方は、片面のみを焼くのも良いです。その際は、具材にしっかりと火を通すため、弱火でじっくりと、フタをして焼くと良いでしょう。