カブその2―加熱調理したカブを楽しみたい方、読んでくださると嬉しいです

茹でているカブ 根菜類
茹でているカブ

前置き

カブについて執筆した記事、第2弾となりました。前回の記事では座学的な事を中心に執筆させてもらいました。そこにさらに、カブの生食レポートも掲載させてもらいましたが、今回の記事で紹介するのは、加熱調理して楽しむレシピです。

今回取り上げるカブを使った料理2品、実際に作ったのは2023年夏の事です。本当はもっと早く記事にしたかったのですが、当時の私はなかなか筆を進める事が出来ず、2025年2月になった今、ようやく記事にする事が出来ました。

当時の私には、「カブ=加熱調理して楽しむもの」という認識しかなかったので、この当時も当然、加熱する事しか頭になかったのですが、その工程は手間がかかったものの、非常に楽しく料理に取り組む事が出来たのを、今でもはっきりと覚えています。

今回の記事。前半では、カブとバターソースを組み合わせた煮物を取り上げます。後半では、カブの葉と鶏肉を組み合わせた料理を紹介します。実(根)も葉も食べられるカブですから、ぜひ両方の料理とも記事を最後まで読み、読者の皆様の今後の食生活の参考にしていただけると嬉しいです。

なお、今回の料理2品を作るにあたっては、書籍やインターネット上に掲載されている、料理に取り組まれている諸先輩の様々な考案を参考にさせてもらいました。諸先輩方々へ、感謝申し上げます。

カブ炒めとバターソース和え

前置き

「簡単だけど、高級感あふれるカブ料理を作ってみたい」、そんなわがまま叶うのかな?そんな事を考えながら、料理に関する文献を読み込んでいましたが、どうやらそのわがままは叶うようです(笑)。

私のように料理の経験がまだまだ浅い者にとって、バターソースと聞くだけで、高級感を感じましたし、自分でバターソースを作る事に成功すれば、料理の腕を上げる事が出来たと自信にもなりそう。そのような思いを抱えながら、今回の料理にチャレンジする事になりました。

この料理を作ったのは2023年夏でしたが、夏にも関わらず、私の自宅近くのスーパーには、十分な量のカブが売られいてたのが幸運でした。他に必要な材料も調達出来たので、早速作ってみる事にしました。

材料(数人前程度)

・カブ・・・2~3個

・バター・・・20g程度

・塩・・・お好みの量

・水・・・150ml前後

工程

カブの調理手順(茹でる場合)

1.カブの実と葉を切り分け、実だけにする

※この料理では葉は使いません。

2.実を食べやすい大きさにカットする

3.お湯で約2分茹でる

4.湯からあげて、ペーパータオルの上で冷ます

※この工程を行っておくと、カブがやわらかくなります。なお、料理の際はやけどなどに気をつけてください。

カブの調理手順(レンチンの場合)

1.カブの実と葉を切り分け、実だけにする

※この料理では葉は使いません。

2.実を食べやすい大きさにカットする

3.実を600ワットで約2分レンチンする

※この工程を行っておくと、カブがやわらかくなります。なお、レンチンする時は耐熱皿を使い、ラップをかけ、やけどに注意してください。

カブをやわらかくした後

1.レンチンしたカブをフライパンで炒める

※少しサラダ油をひくと良いです。すでにレンチンしているので、数分も炒めれば十分に火が通ります。火加減は加熱具合を見て調節してください。

2.バター、水、塩とカブを絡めて、皿に盛りつけ、完成です!

※お好みで黒コショウをかけると、より見栄えが良くなります。

感想

カブ炒めとバターソース和え
カブ炒めとバターソース和え

バターソースはとても良い匂いで、見た目もきれいに作る事が出来ました。カブについても、途中、レンチンが終わった時点で味つけなしで試食してみましたが、この時点ですでに食べやすいやわらかさにかなり近づいており、料理完成時の期待は高まる一方でした。

幸い、盛りつけも上手く行う事が出来た(画像参考。あくまで自己評価ではありますが)ので、早速完成した料理を口に運んで噛み締めてみると・・・、美味しい!バターソースは決して濃すぎず、カブのうま味も死んでおらず、むしろお互いが調和し合って、食べやすくなっていました。

お肉を使っていないのに、ご飯のおかずにも出来てしまいそうな美味しさに、私の箸はどんどん進んで行ってしまったのを、未だに覚えています。お好みでかけた黒コショウも、適度なパンチを利かせてくれていました。

補足

大変素晴らしい出来栄えとなった今回の料理ですが、あえて注文をつけるなら、夏には作りづらい事でしょうか。繰り返しお伝えしていますが、この料理を作ったのは2023年の夏。夏に火をたくさん使う料理は、少しやりづらいかもしれません。

とはいえ今回の料理の出来栄えは素晴らしかったので、暑さによる苦労も吹き飛んでしまいました!

カブの葉と鶏肉のホワイトソース煮込み

前置き

こちらはカブの葉を使った料理です。鶏肉との組み合わせで、グンと美味しくなります。

私は若い時にカブの葉を食べる機会は少なかったのですが、運良く食べられた時や、カブの葉と良く似ている大根の葉を食べた時に、「ホワイトソースやシチューソースと組み合わせたら、きっと美味しいに違いない」と思ってきました。今回、それを実際に自分で料理して確かめてみる事にしたのです。

すでに少し、料理した結果をお話ししましたが、今回の料理は大変美味しく作る事が出来ました。私が作ってきた中で、特に好きな料理の一つとなりました。それではまず、「材料」からみていきましょう。

材料(数人前程度)

・シチューの素

※もちろん自分でホワイトソースを作っても良いのですが、記憶があやふやで申し訳ないのですが、今回料理を作るにあたって、簡易性を求めるために、シチューの素でホワイトソースの代替をした記憶があります。そのため、シチューの素を使った場合の「工程」と、ホワイトソースの作り方を併記しています。

・カブの葉・・・カブ数個分程度の量

・鶏もも肉・・・約300g

・サラダ油・・・適量

工程

1.カブの葉を数cm程度の長さに切る

2.鶏もも肉を食べやすい大きさに切る

3.フライパンを熱して、サラダ油を入れる

4.サラダ油が温まったら、鶏もも肉を炒める

5.鶏もも肉にしっかりと火が通ったら、次にカブの葉も入れる

6.フライパンにシチューの素と水を入れ、軽めに煮込む

※シチューの素がしっかり溶けて数分程度煮込めば良いです。

※味つけを濃いめにしたい方は、塩コショウを入れても良いです。

7.火を止めて、皿に盛りつけて完成です!

※自分でホワイトソースを作る場合の作り方

材料(ホワイトソース)

※ホワイトソース完成時に約300gにしたい場合

・薄力粉・・・30g

・有塩バター・・・30g

・牛乳・・・300ml

・コンソメ顆粒・・・小さじ1

・塩・・・小さじ四分の一

・白コショウ・・・少々

工程

1.フライパンに有塩バターと薄力粉を入れ、弱火で熱する

※木べらでひとまとまりになるまで約2分炒めます。

2.牛乳を少量ずつ加える

※都度混ぜながら、とろみがつくまで引き続き弱火で熱します。

3.コンソメ顆粒、塩、白コショウを投入し、味をつけて出来上がりです

試食と感想

カブの葉と鶏肉のホワイトソース煮込み
カブの葉と鶏肉のホワイトソース煮込み

今回、料理する前から、かなりの期待を持っていました。料理途中の時点でも、食材たちがまるで輝いて見えて、台所に漂う香りも良く、上手く料理をする事が出来ました。

出来た料理を口に運んで噛み締めてみると、カブの葉の適度な苦みと鶏もも肉のうま味、肉汁が見事に絡みあい、大変美味しく食べる事が出来ました。

簡易性を求めて使用したシチューソースとの相性も良く、ご飯がかなり進んだのを覚えています。

今回の料理は大成功といっても過言ではない出来になりました。

補足

今回は、カブの葉、鶏もも肉、シチューソースと、用意した具材は大変シンプルになりましたが、カブの葉以外の野菜も組み合わせると、さらに色合いも味も良くなると思われます。肉の種類についても、鶏もも肉以外のものや、魚介類との組み合わせも、かなり良いと思われます。

そして、私は執筆をしていて気がついたのですが、今回の料理、そのままカレーライスにも転用出来ると思われます。読者の皆様の手で、様々なアレンジをしてみてください!

リンク

当ブログ(カブ関連)

当ブログ(カブと同じアブラナ科の野菜について)

タイトルとURLをコピーしました