うどと豚肉のバター炒め―バターとうどの相性を確かめてみました

うどと豚肉のバター炒め 山菜
うどと豚肉のバター炒め

前置き

「風味豊かなうどだけど、もしバターで炒めても風味が死なないのであれば、うどの新たな世界が広がるのでは?」、そんな目論見を持って作ったのが、今回の「うどと豚肉のバター炒め」です。

うどといえば酢味噌和えや天ぷらなど、うどのあの如何にも山菜らしい風味を引き立てる料理が多いですが、今回はバターで炒めるという、一見するとミスマッチな料理です。

しかし私には、「うどの風味はバターと絡めても死なない。むしろお互いを引き立て合うはずだ」という自信が、何故かありました。

さらにそこに豚肉もつけてやれば、立派なご飯のおかずとして行ける!普段は春の山菜として、他の料理の引き立て役(副菜)、つまんで楽しむ立場のうどが、一躍料理の主役に躍り出る。そんな期待を持って、今回の料理を作りました。

材料と説明

うど 軟白栽培
うど 軟白栽培

材料(2人前程度)

・うど・・・1本程度

・豚肉・・・約200g

・バター・・・10~20g程度

・塩こしょう・・・お好みの量(使わなくても、バターの塩分だけで十分味はつきますが、濃いめの味が好きな方は使っても良いです)

説明

うど

今回使ううどは、比較的入手しやすい軟白栽培されたうどを念頭においています。しかし、山菜として採られた山うどでも美味しく作る事が出来ると思われます。

豚肉

ブロック肉を厚く切るよりは、豚バラ肉を使った方が、美味しく食べられると思われます。

バター

有塩バターを使った方が、塩こしょうを使う手間が省けると思われます。バターは多めに10~20gとしましたが、もっと少なくても美味しく出来ると思われます。

・塩こしょう

有塩バターを使えば、塩こしょうはなくても美味しいと思われますが、使う事で、味を濃いめにする事も出来ます。塩こしょうではなく、こしょうのみを使うのも、パンチが利いて良いと思われます。既卒難関大コース【横浜予備校】

工程

簡易版

1.うどを食べやすい大きさに切り、アク抜きする

2.豚肉を食べやすい大きさに切る

3.フライパンまたは中華鍋にバターを入れて溶かす

4.バターが溶けたら先に肉を炒める

5.肉に火が通ったところで、うどをサッと炒める

6.火を止め皿に盛りつけて、完成

詳細版

うどと豚肉のバター炒め
 炒めているところ
うどと豚肉のバター炒め  炒めているところ

うどを食べやすい大きさに切る

薄めに斜めにスライスしてやると良いです

切ったうどのアク抜きをする

酢水に5分程度つければアク抜き出来ます。わらびなどと比べると、かなり楽にアク抜き出来ますね。

アク抜きしたうどの水気を切る

炒める時の、油跳ね防止にもなります。

豚肉を食べやすい大きさに切る

3~4cm幅が良いと思われます。

バターを用意する

ハンバーグナイフだと、包丁よりもケガしにくい上、切り分けやすいです。

フライパンまたは中華鍋を用意し、加熱する

ここは特に注意ポイントはありません。敢えて言うなら、加熱し過ぎに注意して下さい。

加熱したらバターを投入し、溶かす

フライパンまたは中華鍋に、バターをしっかりなじませます。

バターが溶けたら、まずは豚肉を炒めます

しっかりと火を通しましょう。

豚肉に火が通ったら、うども投入します

豚肉と違い、うどはサッと火を通せば十分です。その一方で、バターと、豚肉から出た油はしっかりと絡めてやる意識を持つと良いです。

火を止めて、皿に盛りつけ、完成です!

恐らく美味しく出来ています!

試食と感想

うどと豚肉のバター炒め
うどと豚肉のバター炒め

これはあくまで、私自身が試みに料理をした時の話ですが、出来た料理から立ち込める匂いのなかに、うどのそれはなく、バターと豚肉の匂いのみがしました。正直この時、「うどの良さは、バターの前では負けてしまうのか・・・」と思いました。

しかし、料理を口に運んで噛み締めた時、私の認識は変わりました。豚肉と一緒に食べても、バターが絡んでいても、うどは口の中でその存在感をしっかりと放っていました。

うどらしい、ほのかな苦み、山菜特有の春らしい香りもしっかりと残っています。それでいながら、豚肉のほど良い油(脂)、バターのどこかのどかさを感じさせるコクもしっかりと生きている・・・、料理前の私の予想を上回るメニューが出来ました。

うど、豚肉、バター、これまで体験した事がなかった組み合わせを味わえた―しかも美味しい―良き時間になりました。

補足

うどの風味は味わいにくくなりますが、辛い物が好きな方は、小口切りにしたとうがらしを使っても、美味しく食べられると思われます。

また、「あくまで料理の主役は肉だ!」というくらい、肉好きな方は多いと思われますが、豚バラ肉ではなく、厚く切った鶏もも肉を使うと、よりご飯のおかずに向いてくると思われます。

逆に、肉を使わずにうどとバターだけで、おつまみ感覚の料理にするのも良いと思われます。

読者の皆様の手で、様々にアレンジして楽しんでください。既卒難関大コース【横浜予備校】

リンク

当ブログ(山菜・きのこ関連)

当ブログ(料理紹介記事)

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