前置き
この記事は、2023年2月20日に公開した記事を、大幅に加筆修正したものです。
以前私が執筆した時に比べて、記事の質・量ともにパワーアップ出来た自負があります。
レタス料理―レタスチャーハン
レタスとチャーハン、意外と合います。相当前に、私の母が料理してくれたものを食べましたが、かなり美味だったと記憶しています。
今回は、そんなレタスチャーハンを紹介します。
材料(食材)1~2人前
・レタス・・・4分の1個(もっと多く用意しても問題ありません)
・白米・・・300g程度
・卵・・・1~2個
・サラダ油・・・適量
・市販のチャーハンのもと・・・お好みの味(もと)を用意
工程
レタスを洗って、手で好みの大きさにちぎる
熱を加えるとかなり縮むので、大きめにちぎっても大丈夫です。
溶き卵を作る
フライパンを熱して、油をひく
油が熱されたら、溶き卵を投入する
溶き卵を少し混ぜたら、白米も投入する
白米投入後約30秒~1分後に、レタスも投入する
レタスに火が通ったら、チャーハンのもとも投入する
チャーハンのもとが白米になじんだら、火を止める
皿に盛って、完成です!
いつか作りたい
私自身はまだ、自分でレタスチャーハンを作った事はありません。
しかし、前述したように、母が作ってくれたものを食べた時に、とても美味しかったと記憶しているので、私自身も、いつか作ってみたいと考えています。
ちなみに、チャーハンのもとを使わずに、自分で味付けに挑戦するのも、全く問題ないです。
そして、チャーシューなどを用いると、さらにグレードアップしたレタスチャーハンが作れるでしょう。
様々な応用が利くチャーハンなので、みなさんの手でアレンジしてみて下さい。
レタスと食べ合わせ
ここでは、美味しく、健康的な食べ合わせを紹介します。
ここで紹介する以外の組み合わせもありますが、以下で紹介する組み合わせを知っておくだけでも、日々の健康の支えになる可能性が高まります。
牛乳と組み合わせると・・・
健脳効果、不眠症予防、精神安定につながる可能性があります。
鯖(さば)と組み合わせると・・・
血中コレステロール値低下、高血圧予防、貧血予防につながる可能性があります。
きゅうりと組み合わせると・・・
ストレス緩和、利尿作用、腎機能改善につながる可能性があります。
大豆と組み合わせると・・・
コラムその1―レタスと生活レベル
一般に、生活レベルが上がると、キャベツの消費量が増えるそうです。
そして、さらに豊かになると、レタスの消費量が増え、キャベツの消費量の伸びが止まるそうです。
これは、アメリカで見られた現象ですが、1970年代の日本でも起きました。
日本での食生活の変化(食生活がアメリカの人々と似てきた)が、このような現象を起こしたと考えられています。
良品の選び方
・裏側をみて、ヘタの切り口が白いものの方が、新鮮である可能性が高いです。
ピンクに変色しているものは、収穫されてから時間が経ってしまっている事があります。
※青果店などで、実際に売り場に出されているレタスは、どうしても、輸送などで時間が経ってしまっているため、商品に対するお客様への印象を良くするために、ヘタが変色しているものを、少しだけ削って(スライスして)、売り場に並べている事も多いです。
そのため、ヘタを見るよりは、以下の事に注意した方が、良品に出会える可能性が高まります。
・葉が変色していない。鮮やかでみずみずしい。
・持ってみた時、見た目の割に軽さを感じる。
これが、他の野菜との大きな違いです。レタスと春玉キャベツ以外のほとんどの野菜は、見た目の割に重さを感じるものの方が、良品である事がほとんどです。
具体的には、一般的な玉レタスの場合、(実際にお客様が売り場で重さを量るのはかなり難しいですが)450~550gのものが、美味しい事が多いです。700g以上ともなると、却って味が落ちる事が多くなります。
保存方法
※ここで紹介する保存方法は、あくまで一例です。
冷蔵の場合
芯を取り除き、ポリ袋に入れて、冷蔵室で保存します。
これで2週間ほど、保存出来る場合もあります。
冷凍の場合
葉を洗って、一枚ずつしっかり水気を拭き取り、好みの大きさに手でちぎって、冷凍用保存袋に入れて、冷凍室で保存します。
これで3週間ほど、保存出来る場合もあります。
栄養
レタスの長所と短所
数値からみて、実は、レタスはそこまで食物繊維を含んでいません。
単純に食物繊維の総量からすると、ごぼうやブロッコリーの方に軍配が上がります。
また、レタスは、何か多量に栄養素を含んでいるわけではありません。
しかし、レタスはカロリーが少ない上に、ビタミンC、E、カルシウムなどを程よく含んでいる事から、たくさん食べても肥満につながりにくい、ダイエット向け食品といえます。
そして、レタスから分泌される白い液体には、睡眠が上手く取れるのを助ける作用や、心を落ち着ける作用がある事が、指摘されています。
品種
サンチュ
葉をかきとって食べるレタスです。焼肉の名脇役ですね。
サニーレタス
リーフレタスの代表格ともいえる品種です。
葉先が赤く、葉はやわらかいのが特徴です。
ロメインレタス
コスレタスとも呼ばれます。
シーザーサラダなどに用いる事が多いです。
サラダ菜
別名バターヘッド。バターを塗ったような光沢がある事からこう呼ばれます。
カルシウム、鉄、ビタミン類を豊富に含みます。
コラムその2―キャベツとの掛け合わせ
レタスはその色や形から、「キャベツと似ているな」と思う方も多いと思います。
そこで、「レタスとキャベツを掛け合わせて、新しい野菜を作れるのでは?」という想像が膨らみますが、残念ながら、遺伝的にそれは難しいそうです。
レタスはキク科の野菜、キャベツはアブラナ科の野菜で、遺伝的にかなり縁遠い存在同士だそうで、掛け合わせる事は、今のところ、実現していません。
でも、レタスとキャベツを掛け合わせた野菜、食べてみたい気もします。
もう少し詳しく!
ここからは、レタスという野菜について、もう少し踏み込んで解説します。
分類
キク科アキノノゲシ属
原産地
西アジア、地中海沿岸
旬
いわゆる高原レタスは、夏に旬を迎えますが、レタスそのものは一年中収穫出来る事が多いです。
歴史
広義のレタスは、今から約2500年前にすでに栽培が始まっていました。
しかし、玉レタス(結球レタス)の登場は、16世紀の地中海沿岸で、品種改良により登場するのを待ちます。
日本とレタスの歴史は、8世紀にはすでに始まっていたとの記録もあります。
玉レタス自体は1863年にアメリカから伝わりましたが、最初は普及しませんでした。
その後、洋食文化の広まりとともに、玉レタスも普及していき、今ではポピュラーな野菜となりました。
参考文献
・青髪のテツ著、わたなべみきこイラスト 株式会社KADOKAWA発行「スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑(初版)」2023年2月10日 76~77頁
・青髪のテツ著 ムラセセラマンガ 株式会社Gakken発行「マンガでわかる やさいのトリセツ 野菜のプロが教える選び方・保存法・無駄なくおいしく食べるコツ(初版)」2023年7月11日 211頁
・川端理香監修 株式会社宝島社発行「毎日使える! 野菜の教科書(初版)」2017年6月2日 82~83頁
・白鳥早奈英、板木利隆監修 株式会社高橋書店発行「もっとからだにおいしい 野菜の便利帳」2020年7月10日 96~97頁
・相馬暁著 株式会社三一書房発行「新装版 野菜学入門(初版)」2006年3月10日 56~62頁