なめこ―そのぬめりがあるからこそ、美味しく食べる事が出来ます!

株とりなめこ きのこ類
株とりなめこ

この記事で、なめこの保存方法や栄養素、健康効果などが学べます

なめことは

なめことは、モエギタケ科スギタケ属に属するきのこです。独特のぬめりを好む方も多い食材になっています。

日本以外だと台湾に分布が確認されているだけで、ほぼ日本固有種といっても差し支えありません。ブナ林の倒木や切り株に発生します。

人為的な栽培試験では、針葉樹から広葉樹までの幅広い樹種で発生させる事に成功していますが、自然界では何故かブナでのみ発生します。

ブナの純林が多い、東北地方の日本海側で豊富です。

東北地方を中心に古くから天然物が食用にされてきました。天然物の缶詰めの販売は、明治時代の山形県で始まりました。

なめこは現在、生産量の99%以上が菌床栽培です。加工用より生食用の販売が多く、約80%を占めます。

良品の選び方

※ここに挙げた特徴を持つなめこを選ぶと、良品に出会える可能性が高くなります。

※古くなると乳酸菌が発酵し、酸っぱさを感じる事があります。まだ食べられる場合もありますが、明らかに変な味がする時は、すぐに食べるのを止めて処分しましょう。

・かさが小粒で肉厚なもの

・粒の大きさが揃っているもの

・全体につやがあるもの

保存方法

株とりなめこ 裂いたもの
株とりなめこ 裂いたもの

冷蔵の場合

パックごと、または石づきをつけたままラップに包むか、保存袋に入れましょう。出来れば野菜室より冷蔵室の方が良いです。

なるべく1~2日で使い切りましょう。

冷凍の場合

パック入りの足切りなめこは、買って来た袋のまま冷凍しましょう。

封を開けてしまった場合は、塩を加えた湯にサッとくぐらせて、冷凍庫が壊れないように粗熱を取ってから、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

冷凍すると風味が落ちる事があるので、なるべく1か月以内に使い切った方が、美味しく食べられます。

栄養素

なめこは、以下に挙げる栄養素の補給源になり得ます。以下でそれぞれ解説します。

ビタミンB₂

脂質の代謝に強く関わります。適度な摂取は、エネルギーを生み出し、疲れにくい身体を作ってくれる事があります。

ビタミンB₂の不足は、肌荒れや口内炎などを招いてしまう事があります。

ナイアシン

ビタミンB群の一つです。

適度な摂取は、二日酔いを防いでくれる事があるので、なめこをお酒のおつまみにするのは、良い考えといえます。

パントテン酸

かつてはビタミンB5と呼ばれていました。

体内で、コエンザイムAの補酵素の構成成分になり、たんぱく質、脂質、糖質の三大栄養素の代謝に関わります。

カリウム

体内の細胞の浸透圧を調節する働きがあります。体内の余分なナトリウムを体外に排出してくれるので、高血圧や脳卒中の予防に役立ちます。

またカリウムは、筋肉の収縮や正常な神経の情報伝達にも強く関わるので、不足すると不整脈やけいれんを引き起こしてしまう事があります。

食物繊維

なめこは、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維どちらも良く含みます。

水溶性食物繊維は、血糖値の上昇やコレステロール値の上昇を抑えてくれます。

また、不溶性食物繊維は、大腸がんや便秘を防いでくれる事があります。

健康効果

※なめこの適度な摂取は、以下に挙げる健康効果をもたらしてくれる事があります。

・糖尿病の予防

・高血圧の予防・改善

・美肌効果

・抗ストレス作用

品種(一部)

株とりなめこ 料理中のもの
株とりなめこ 料理中のもの

株とりなめこ

株の状態で出荷されます。加工品より歯ごたえが良く、美味しい事が多いです。

ジャンボなめこ

大きく育てた風味の濃いなめこです。軸の歯ごたえが良いのが持ち味です。

コラム―なめこだけでお腹いっぱいにしてみたい

私は、子どもの時からなめこのみそ汁が大好きでした。

あのうま味とぬるぬる感で、みそ汁を何回もおかわりしました。

なめこは食物繊維が多いので、食べ過ぎはお腹をゆるくしてしまう事がありますが、それに気をつけて、いつかなめこのみそ汁だけでお腹いっぱいにしてみたいです。

参考文献

・一般社団法人 農山漁村文化協会編・発行「地域食材大百科 第4巻 乳・肉・卵,昆虫,山菜・野草,きのこ」2010年11月20日 397~400頁

・川端理香監修 株式会社宝島社発行「毎日使える!野菜の教科書」2017年6月2日 105頁

・白鳥早奈英、板木利隆監修 株式会社高橋書店発行「もっとからだにおいしい 野菜の便利帳」2020年7月10日 87頁

・名取貴光監修 株式会社高橋書店発行「新・野菜の便利帳 健康編」2021年8月30日 120頁

・吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行「春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典最新版(初版)」2016年月23日 136、239~264頁

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