記事作成にあたって
かなり前になりますが、私は、「大根」という野菜について、記事を執筆しました。
(以下にリンクをはっておきます。お読みくださると嬉しいです。)
記事を執筆以降、「大根という野菜について、もっと知りたい」と思いつつも、なかなかその機会を作る事が出来ませんでした。
しかし、私の自宅の近所で、無人販売所で安く売られている大根を発見、しかも葉もついているものとあって、私は迷わずそれを購入し、すぐさまメニューを考えました。
今回はその中から、二品を紹介します。少し手間がかかるものもありますが、その分、美味しく感じる事が出来るものです。
葉を使った料理もあるので、ぜひ日々の食生活の参考にして下さい。
齋藤瞬のチャレンジクッキングその1
「大根の雑炊」を作りました!
前置き
「少し手間がかかっても良いから、美味しいものを作ってみたい」「大根が余っているから、それで作ってみよう」それが今回の雑炊を作るきっかけとなりました。
ラーメンスープ(塩味)が残っているので、味つけはそれで問題ない、そして、ほうれん草と、これも大根同様に余っていたニラを投入すれば、野菜のラインナップは問題なくなる。さらに豚肉も入れて、立派な雑炊になるぞ・・・、なんか一工夫欲しい。
そう思った私は、手間はかかるけど、スープを水だけでなく、大根おろしを多めに作って、水と混合させると面白いのでは、と考えました。
ただの雑炊でも十分美味しくなる事は想像出来ましたが、大根おろしでみぞれがかったスープを使えば、味も見た目もさらに良くなるかもしれない、そう踏んで、今回の料理を作る事にしました。
材料(食材)―5人前程度
・大根・・・大サイズ一本
・ほうれん草・・・100g弱
・ニラ・・・50gほど
・豚肉・・・200g
・白米・・・400gほど(すでに炊き上がったもの)
・ラーメンスープのもと・・・分量通りよりやや少なめ(私が使用したものは、水300gに対してもとを20gで適切な濃さになると、商品に表記されていたものを使用しました)
・水・・・1.2~1.5リットル(大根おろしの水分量で量も少し変わります)
・塩・・・お好みの量
この料理で得られる恩恵
まず、大根おろしを多く使うので、胃腸に優しい料理に仕上がります。
また、少量ではありますが、ニラとほうれん草も使っている事から、β-カロテンや鉄分、ビタミンC、カルシウムなどの摂取も出来る可能性があります。
さらに、豚肉を使っている事から、タンパク質、ビタミンB₁、B₂、ナイアシンの摂取も出来ます。
これらの事から、今回の「大根の雑炊」を食べる事で、「胃腸への負担をあまりかけないようにしつつも、スタミナアップ出来る可能性」があります。
また、皮膚や粘膜の健康を保ちつつ、貧血予防などにも、有効かもしれない料理であるといえるでしょう。
工程
大根一本のうち、三分の二本を大根おろしにする
苦労が伴いますが、これが今回の料理の美味しさのポイントです。
※フードプロセッサーがある方は、ここでかなり楽を出来ます(ケガには気をつけて下さい)。
大根の残り三分の一本を、食べやすい大きさに切る
ニラも、食べやすい大きさに切る
ほうれん草を下茹でし、アク抜きする
熱湯で一分茹でて、三分水にさらしてアク抜きしましょう。
茹ですぎ、さらしすぎは味・栄養ともに逃げます。しかし、特にアク抜きを怠ると、まれに健康が損なわれる事があります。
ほうれん草も食べやすい大きさに切る
豚肉も、食べやすい大きさに切る
ここまでの過程が済んだら、鍋に大根おろしと水を混ぜ合わせる
そこに食材を入れて加熱する(白米以外)
途中で豚肉から出るアクを取り除く
食材に火が通ったら、白米も投入する
ラーメンスープのもとで、味つけをする
※ラーメンスープのパッケージに書かれているより、一人前分少なくもとを入れる事をおすすめします(三人前以上作る場合)。
例えば、5人前作るのであれな、もとは4人前にした方が、味が濃くなり過ぎずに美味しくなる事が多いです。
お好みで塩を投入する
最後に一煮立ちさせて、食器に盛り、完成です!
食レポ(感想)
完成品の見た目と、漂ってくる香りは、完璧でした。
大根おろしのみぞれ感が、さらにそれを引き立てていて、雑炊を口に運ぶのが、とても楽しみでした。
いざ口に運ぶと、それぞれの食材のうまさが混ざり合い、大変美味しく感じました。
塩味こそ少し濃くなっていましたが、まったく問題には感じませんでした。
また、ひたひたになったニラとほうれん草、これがまた美味しいのです(笑)。
大根も、硬すぎずやわらかすぎず、スープの塩味とも相性が良く、美味しく感じる事が出来ました。
そこに豚肉です。いう事はありませんでした。
齋藤瞬のチャレンジクッキングその2
「大根の葉のチャーハン」を作りました!
前置き
二品目も、白米を使った料理です。チャーハンを作りました。今度は大根の葉を使っています。
鮮やかな緑色の大根の葉に、卵の黄色、さらにそこに美味しいしらすを加えてみました。
大根の葉の野性味のある苦みに、卵としらすの濃厚な風味がマッチすると、きっと美味しいチャーハンが出来るはず、そう考えて、今回の料理にチャレンジしました。
材料(食材)1~2人前
・大根の葉・・・約50g
・しらす・・・約50g
・卵・・・大1個
・白米(炊けているもの)・・・約300g
・サラダ油・・・適量
・塩コショウ・・・お好みの量
得られる健康効果
大根の葉、さらにはしらすも使っている事から、優秀なカルシウム摂取源になると思われます。そのため、このチャーハンを食べる事で、骨の強化につながる可能性があります。
また、大根の葉からβ-カロテンを摂取出来ます。油を使っている事から、より吸収効率が高まり、目や皮膚、粘膜の健康を増進する可能性があります。
卵のタンパク質で筋力強化、白米とサラダ油からカロリーを生み出すことが出来、筋力や体力の向上につながる可能性があります。
工程
大根の葉を洗い、水気を絞り、1.5cm程度の大きさに切る
しらすをパックから取り出しやすくしておく
※フタを開けておく、皿に出しておくなどしておくと、後でフライパンに投入しやすくなります。
卵を割り、溶き卵を作っておく
フライパンまたは中華鍋を熱して、油をひく
油が熱されたら、溶き卵を投入する
溶き卵を箸でかき回しながら、半熟程度にする
卵が半熟になったところで、白米を投入する
白米に火を通しましょう。
白米に少し火が通ったら、大根の葉も投入する
30秒以上炒めると、大根の葉もしんなりしてきます。
大根の葉がしんなりし始めたところで、しらすも投入します
30秒以上炒めると、しらすにも火が通ります。
塩コショウで味付けしましょう
皿にチャーハンを盛り付けて、完成です!
食レポ(感想)
もう、何だか、炒めている時から楽しさしかありませんでした(笑)。
何故なら、その色の鮮やかさといい、立ち込めて来る香りといい、「これは間違いなく美味しい」と確信出来るものだったからです。
皿にチャーハンを盛って、その確信具合はさらに高まりました。
口にしてみると、大根の葉の野性的な苦みと、卵の濃さ、しらすの海の味がマッチして、大変美味しく感じました。
炒め具合も程良く、しっかりと火が通っているという感覚がありました。
今回の記事の終わりに
二品の大根を使った料理を紹介しましたが、作ってみた料理がまだまだあるので、いつかそちらの方も紹介出来ればと思います。
なお、今回の料理を作るにあたって、文献(料理本)などで、様々な偉大なる先輩方々のレシピ、アドバイスを参考にさせてもらいました。ここに感謝申し上げます。