セロリのコンソメスープ―コンソメとの組み合わせでセロリが優しい味に!

セロリのコンソメスープ 葉茎菜類・花菜類
セロリのコンソメスープ

前置き

今回は、セロリについての記事、第2弾です。前回のセロリについての記事では、いわゆる座学的な事や、日常生活において役立つ知識の紹介を中心に執筆しましたが、この記事ではレシピの紹介をしたいと思います。

そこで紹介するレシピというのが、「セロリのコンソメスープ」です。読者のみなさんの中には、セロリの苦みや独特の香りが苦手という方もいらっしゃると思います。私自身も、生でセロリを食べるのは苦手です。

しかし、セロリを加熱して食べた事がある方なら経験があると思われますが、セロリは加熱すると、独特の香りが優しくなり、味も食べやすいものになります。

ただ加熱するだけでも食べやすくなるセロリを、さらに食べやすくするために、今回はコンソメスープにしてみました。セロリに活躍してもらいつつ、さらに美味しく、そしてボリュームを出すために、にんじん、玉ねぎ、豚肉にも協力してもらいます。

それでは以下より、詳しく解説していきます!

材料(4人前程度)と解説

小さく切ったセロリ
小さく切ったセロリ

用意する食材

・セロリ・・・約100g

・にんじん・・・二分の一本

・玉ねぎ・・・1個

・豚肉・・・約200g

・コンソメキューブ・・・3~4個

・塩・・・小さじ三分の二程度

・水・・・1.2リットル程度

解説

セロリとにんじんについて

セロリは茎も葉もどちらも使って良いです。にんじんは皮をむく必要はありません。

玉ねぎについて

玉ねぎに関しては、普通の玉ねぎではなく、小玉ねぎ(ペティオニオン)を使うというのも良いと思われます。

豚肉について

豚肉は、豚バラ肉を使っても良いですし、ブロック肉を厚めにカットして使うのも良いです。また、豚肉以外の肉でも、恐らく美味しいスープを作る事が出来ると思われます。

コンソメキューブと塩について

コンソメスープに限らず、3人前程度以上の量のスープを作る時のテクニックに、実際の人数分のスープを作る時よりも、1人前分の調味料を減らして作るというものがあります。今回のコンソメスープの場合、4人前程度の分量を紹介していますが、コンソメキューブを4人前分ではなく、3人前分しか投入しないのです。

1人前分少なくする事により、スープの味が濃くなりすぎるのを防ぐ事が出来ます。また、塩はいきなり小さじ三分の二を投入するのではなく、少量ずつ足していくと、実際に作られた方や食べてもらう方の好みの塩加減に微調整出来ます。小さじ三分の二にこだわらないで、好みの量を入れてみるのも良いでしょう。

普通の水道水でも問題ないですし、ミネラルウォーターを使っても良いです。

工程

具材を火にかけ始めたところ
具材を火にかけ始めたところ

簡易版

この料理を作るのに慣れている方は、こちらの簡易版を頭に入れるだけでも料理を作る事が可能です。

1.セロリ、玉ねぎ、にんじん、豚肉を、食べやすい大きさに切る

2.鍋に水を張り、具材を投入(コンソメキューブと塩以外)し、加熱する

3.具材に火が通ったら、コンソメキューブと塩で味つけ

4.火を止め器に盛り、完成

詳細版

セロリを食べやすい大きさに切る

茎は1~1.5cm程度の大きさに切ると良いです。セロリの汚れや農薬などが気になるなら、切る前に軽く水洗いしましょう。

にんじんを食べやすい大きさに切る

先ほどもお話ししましたが、皮をむかなくても美味しく食べられます。角切りしても良いですし、いちょう切りや薄切りなど、食べやすければどんな形に切っても美味しく食べられます。

玉ねぎを食べやすい大きさに切る

薄切りでも良いですし、あえてみじん切りにして、スープの見た目や食感を変えるのもありです。今回はセロリがメインですが、セロリよりも玉ねぎを多くして、オニオンスープにするという応用も利きます。

豚肉を食べやすい大きさに切る

バラ肉を3~4cmに切るのも良いですし、ブロック肉を厚めに切って使うのも良いです。

鍋に水を張り、切ったセロリ、にんじん、玉ねぎ、豚肉も入れ、火にかける

最初から強火で問題ありません。肉にしっかり火を通して食中毒を防ぐためにも、鍋の中の具材を混ぜて(ほぐして)おきましょう。

加熱が進むと豚肉からアクが出て来るので、お玉などで除去する

アクをとりながら煮る
アクをとりながら煮る

火やスープ、アクなどによるやけどに注意して下さい。

具材に火が通ったら弱火にして、コンソメキューブと塩で味つけします

鍋の中で具材がほぐれていれば、鍋の水が沸騰する頃には具材に火も通っています。コンソメキューブと塩で味つけしたら、全体をしっかりと混ぜます。もちろんやけどなどに注意です。

味つけしたら強火にし、軽く煮立たせてから火を止めます

セロリのコンソメスープ  
 完成目前
セロリのコンソメスープ   完成目前

人間の手だけでなく、火の力も利用して、コンソメと塩味をしっかりとスープ全体に行き渡らせます。

器にスープを盛り、完成です!

いよいよ完成です。その味が楽しみですね!

試食と感想

セロリのコンソメスープ
セロリのコンソメスープ

コンソメスープにしても、セロリのあの独特の香りは死んでいない事が、実際に私が料理して実感した事です。ただし、生の時の香りと違って、何だかとても優しい感じの香りに感じました。

そこに、にんじんと玉ねぎの香り、さらには豚肉の香りまでもが私の食欲を誘います。スープの色も、少し茶色に濁りつつもきれいな濁り方をしていました。香りと見た目は合格です。

肝心の味の方は、私の狙い通り、セロリがとても食べやすくなっていました。生の時と違い、あの「キツさ」みたいなものが無くなり、マイルドになっています。

セロリと他の具材の相性も良く、食材それぞれが、お互い仲良く調和しているのを感じました。

今回の「セロリのコンソメスープ」作り、大成功でした。

補足

手間は増えますが、このスープに片栗粉を溶いて、とろみをつけるのも良いと思われます。いつかの機会に、私自身、チャレンジしてみようと思います。

リンク

当ブログ(料理紹介記事)

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