パパイヤとは
パパイヤとは、パパイヤ科パパイヤ属に属する果物です。いわゆる「トロピカルフルーツ」です。
熟したものはそのままデザートにされます。加工もされ、ミルクやクリームと混ぜてドリンクや氷菓にもなります。また、未熟なものも野菜の様に扱う事が出来る、熱帯地方ではかなり一般的な果物です。
パパイヤを使った料理として有名なものに、タイ料理の「ソムタム」などがあります。
簡単な歴史
原産地についてははっきりとしていませんが、メキシコ南部から隣接する中央アメリカと考えられています。
16世紀初頭、スペインによる中央アメリカの植民地化以降、スペイン人により世界に広められました。16世紀中頃にはフィリピンにも伝わり、東南アジア一帯に広まりました。現在、世界中の熱帯から亜熱帯地域で栽培されています。
台湾にパパイヤが入ってきたのは18世紀頃とされ、その辺りに日本にも伝わったとされています。日本においても、南西諸島で栽培がされています。
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良品の選び方


※ここに挙げた特徴を持つパパイヤを選ぶと、良品に出会える可能性が高くなります。
※しわが寄っているものや、乾燥しているものは、避けた方が良い事が多いです。
・つやがあり、ずっしりしているもの
・熟したパパイヤを食べたい場合、果皮が完全に黄色く、香りが強くなり、表面に弾力があるもの
保存方法
未熟なものは追熟させます。20℃前後の状態を作れるのであれば、新聞紙に包んで常温保存しましょう。
7℃以下にしてしまうと、低温障害を起こし、劣化してしまいます。熟したものは早めに食べ切りましょう。熟したものを食べる寸前に冷蔵庫の野菜室で冷やすのが美味しく食べるコツですが、どうしてもすぐ食べられない場合は、冷蔵庫の野菜室に、新聞紙で包むか保存袋に入れて保存してやると良いです。
栄養素


パパイヤには意外なほど、栄養素や健康に影響を与える物質が含まれています。
まず、ビタミンCが挙げられます。酸味の強いものに多く含まれているイメージがある方もいらっしゃると思いますが、パパイヤにも含まれています。抗酸化作用、感染症予防、美肌効果などがあります。
パパイヤのフレーバー(風味)主成分は、リナロールという物質です。また、少し変わった臭いの元(腐敗したバターのような臭いと表現する場合もあります)は、酪酸メチルです。
たんぱく質分解酵素である「パパイン」は、ネコをはじめとした動物には有害ですが、人間には大きく貢献する物質で、食品工業、皮革、繊維・医薬品工業などで活躍します。
そして、リコピンやβ-クリプトキサンチンは、いわゆるカロテノイドに分類される物質で、ガンや動脈硬化予防などに役立つ可能性があります。
健康への影響
※パパイヤを適度に食べると、以下に挙げるような健康効果を得られる可能性があります。
・がん予防
・老化の抑制
・疲労回復
・高血圧の予防・改善
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デザート豆腐―齋藤瞬のチャレンジクッキング
前置き
「簡単な上、面白い料理を作って食べてみたい」、私の頭の中に、そんな考えが浮かんでいました。
しかし、私の願望をより具体化させるのに、少し考慮の時間が必要でした。私はたくさん考えました。
考えた結果、一つのアイデアが浮かびます。それが、「豆腐の上にパパイヤをのせたら、まるでデザートの様に楽しめるのでは?」というものでした。だからこそ今回の料理名は、「デザート豆腐」にしてみました。
甘みのあるパパイヤと、大豆由来の豆腐・・・、果たして相性は良いのでしょうか?幸運にも自宅近くのスーパーにパパイヤが売られていたので、試してみる事にしました。
材料(1人前)
・パパイヤ・・・4分の1個程度
私は今回「少し熟している」ものを使いました。完熟したものや、未熟なものを使い分ける事で、また違った味が楽しめると思われます。
・豆腐・・・小パック1個
木綿豆腐でも美味しく食べられると思われますが、どちらかというと、絹ごし豆腐を使った方が、よりデザート感を楽しめると思われます。
工程
パパイヤの皮をむき、種を取り除き、食べやすい大きさに切る
包丁で手をケガする可能性以外は、特に気をつける点はないと思われます。
豆腐をパックから出して、皿にのせる
ここも特に注意すべき点はないです。
豆腐の上に、切ったパパイヤをのせて、完成です
すごく簡単に作る事が出来ますね。問題はその味です。
試食と感想

私自身が作った時、正直見た目はなかなか美味しそうに見えました。香りも、豆腐とパパイヤそれぞれから感じましたが、ミスマッチな感じではなく、むしろ食欲を誘われるものでした。
料理を食べてみると、パパイヤの甘みを感じつつも、豆腐の大豆感もしっかり感じられました。それでいて、お互いがお互いを引き立てあっているような感もあり、美味しく感じられました。デザートとして、十分に成立すると思えました。特に、パパイヤの甘みが豆腐の味を優しくしてくれている感覚があったのが、個人的に強く印象に残っています。
簡単で美味しい料理に、また一つ出会う事が出来ました。
参考文献
・社団法人 農山漁村文化協会編・発行 「地域食材大百科 第3巻 果実・木の実,ハーブ」2010年8月25日 279~282頁
・川端理香監修 株式会社宝島社発行「毎日使える!野菜の教科書」2017年6月2日 150頁
・白鳥早奈英、板木利隆監修 株式会社高橋書店発行「もっとからだにおいしい 野菜の便利帳」2020年7月10日 199頁
・三輪正幸監修 株式会社高橋書店発行「からだにおいしい フルーツの便利帳」2018年9月5日 133頁
・吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行「春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典最新版(初版)」2016年5月23日 93、239~264頁