前置き
うどについて扱った記事、第3弾になりました!正直、2025年春のうちに、第3弾を書けるとは思いませんでした。
書けたとしても、2026年になってからだろう。もう今年はうどを手に入れられないだろう、私はそう思っていました。
しかし私に幸運が訪れます。ゴールデンウィークの終わりに、北海道江別市にある、とある野菜の直売所に、うどが安価で売られているのを発見します。同じ直売所でわさび菜とやちぶきも売られていて、私は購入しました。
今回購入したうどは、見た目で判断すると、軟白栽培したものを収穫寸前で日光に当てたものと思われます。野生のうどと違い、やはりそのか弱い感じは否めませんが、淡くきれいな黄緑色がついていました。
と、購入したまでは良かったのですが、「どうやって料理に使おう」という、訪れた幸運をまるで無駄にしてしまうかのような悩みがやってきます(笑)。
しかし、私はいい加減な時は相当いい加減な人間です。「とりあえずチャーハンでも作ってみるか!」その様なテキトーなノリでうどをチャーハンに使う私がいました。
材料と解説(1〜2人前程度)

材料
・うど・・・2分の1本程度
・にんじん・・・6分の1本程度
・豚ひき肉・・・100g程度
・白米・・・250g程度
・塩こしょう・・・中華鍋(フライパン)1〜2回し程度
・サラダ油・・・適量
解説
うど
野生のものと軟白栽培されたものであれば、どちらかというと軟白栽培品の方が美味しく出来ると思われます。しかし、野生のものは野生のもので、見た目も味も迫力あるものが出来ると思われるので、試してみるのも良いと思います。
にんじん
汚れなどを取り除けば、皮をむく必要はありません。一般にありふれたにんじんを使用して問題無いです。
豚ひき肉
安価なもので十分美味しく出来ます。しっかりと火を通し、食中毒になってしまう可能性を減らしましょう。
白米
チャーハンを作る時、プロの方や上級者の方は冷やご飯や冷凍ご飯を使いますが、私はその様な実力は無いので、温かい白米を使いました。料理の腕に自信がない方は、敢えて温かい白米を使った方が、美味しいチャーハンを作れる事が多いです。
塩こしょう
これも安価なもので良いです。塩こしょうではなく、しょう油を使うのも良いと思われます。
サラダ油
これもありふれたサラダ油で問題ないです。
工程
簡易版
1.ひき肉を炒める
2.炒めたら別の皿にひき肉をよける
3.溶き卵を炒めて、ご飯を炒める
4.ご飯を炒めたら、にんじんも炒める
5.にんじんにも火が通ったら、うどを投入する
6.そしてひき肉も投入する
7.塩こしょうで味つけする
詳細版

にんじんを食べやすい大きさに切る
見た目にこだわってキレイな形に切るのも良し、食べやすければ適当で良い、という考えで適当に切るのも良いです。
うども、食べやすい大きさに切る
にんじんと同じ感じに切って良いです。
うどを茹でてアク抜きして、別の皿によける
アク抜きのために茹でるのは、2〜3分程度で大丈夫です。
中華鍋、またはフライパンを温め、油を投入する
油が温まったら、ひき肉を炒める
跳ねなどによるやけどに注意してください。
ひき肉に火が通ったら、ひき肉を別皿によける
炊いた白米と、溶き卵を用意する
再び中華鍋(フライパン)を温め、油も投入して温める
ひき肉を炒めた後、焦げなどが気になるなら、中華鍋(フライパン)を洗っても良いです。
油が温まったら、溶き卵を炒める
火は強火で良いです。
卵を半熟程度に炒める事が出来たら、白米を投入し、炒める
ここで、焦げが怖い方は火を中火にしましょう。私も中火にします。プロの方や料理上級者の方は、チャーハンを作るときに強火で一気に仕上げますが、それを真似る自信がない方は、中火にします。
白米を炒めたら、にんじんとうども投入し、炒めます
にんじんやうどを薄く(小さく)切っている場合、1分かからずに炒められます。
そして、ひき肉も投入します
白米に具材を満遍なく、バランス良く混ぜ合わせる感じで炒めます。
塩こしょうで味つけします
2人前なら、中華鍋(フライパン)に、素早く2〜3回し位の量で良いです。
火を止め、皿に盛りつけ、完成です!
美味しく出来ているでしょうか?
試食と感想

完成したチャーハンの見た目は、とても良い色合いをしていると、素直に思う事が出来ました。立ち込めてくる香りも、食欲を誘います。
味の方はというと、うどのほろ苦さ、にんじんの甘み、ひき肉の濃厚さ、それらを包むような優しさの卵、それぞれが独立しつつケンカせず、大変美味しく食べる事が出来ました。
肝心のうどが、チャーハンにしても風味が死なない、うどという山菜の「強さ」のようなものを感じる事が出来ました。
また、うどを使った事で、チャーハンの油分感を軽減してくれている感じがありました。油を使った料理が苦手な方でも、食べやすく食べる事が出来る気がしました。
美味しく料理を終える事が出来ました!