クウシンサイはどんな味?食感?保存方法や栄養素も解説します

クウシンサイ 葉茎菜類・花菜類
クウシンサイ

前置き

クウシンサイとは

クウシンサイとは、ヒルガオ科サツマイモ属に属する野菜(葉茎菜類)です。いわゆる緑黄色野菜扱いされます。

日本における旬・産地

日本における旬は、6~8月の夏です。主に沖縄や九州南部で生産されますが、北海道産のものも見られるなど、各地で広く生産されています。

東南アジア、特にベトナムでは定番の野菜です。

もう少し詳しく

原産地と歴史

原産地は中国から東インド一帯のどこかだとされています。

日本でも好む方が少なくない野菜ですが、いつ頃日本に伝来したのかは、よくわかっていないところがあります。

「クウシンサイ」以外の呼び方

呼び方色々

クウシンサイは、漢字で「空心菜」または「空芯菜」と書きます。クウシンサイ、という呼び方以外にも、「エンサイ」「ヨウサイ」「ツウサイ」、さらに花の形が朝顔に似ている事から「朝顔菜」という呼び方までされます。

沖縄における方言

ちなみに沖縄の方言では、「ウンチュー」「ウンチェーバー」と呼ばれます。

沖縄では古くから重要視されてきた野菜です。

沖縄にはよく台風が来ますが、台風でダメージを受けても、すぐに脇芽から成長し始めるため、とても利用しやすい野菜でもあります。

味や食感

前置き

東南アジアだけでなく、日本においても好む方が少なくない野菜ですが、まだ一度も食べた事がない方も、いらっしゃると思います。

そこで、何度かクウシンサイを試食した事がある、私なりの、味や香り、食感の感想を、ここに書いておきます。

味(あくまで個人の感想です)

味としては、「えぐみが少なくなった、ほうれん草」「マイルドになったモロヘイヤ」という感じです。

ほうれん草やモロヘイヤも、もちろん美味しい野菜ですが、少し「濃すぎる」感じは、隠せないものがあります。

そういう意味では、クウシンサイは「食べやすい」味なのかもしれません。

香り

青臭さが少しあるものの、その青臭さはむしろ食欲を誘ってくれる、良い意味での青臭さという感想を持ちました。

肉類の香りと混ざり合うと、食が進みそうな気がしました。

食感

噛み締めていて、はっきりと「噛んでいる」という感覚を持てる、食べ応えがある食感に思えました。

これなら、空腹をしっかりと満たせそうな、腹持ちが良さそうな野菜に思えました。

良品の選び方

クウシンサイ 中は中空です
クウシンサイ 中は中空です

※ここに挙げた特徴を持つクウシンサイを選ぶと、良品に出会える可能性が高くなります。

・緑色が鮮やかで、ハリがあるもの

・葉や茎がみずみずしいもの

・茎の切り口に鮮度感があるもの

美味しい食べ方

炒める場合

クウシンサイは、生の状態から油で炒めても、食べる事が可能です。

油の他に、にんにくや香辛料を入れ、塩やしょう油で味つけ、10秒ほど炒めるだけでもとても美味しく食べる事が出来ます。

下茹でして食べる場合

下茹でしてから食べたい場合、葉と茎にわけてから茹でると良いです。

これは、葉と茎では火が通るまでの時間に違いがあるためです。

茎は熱湯で2分程度茹でる必要がありますが、葉はさっとくぐらす程度でも問題ありません。

保存方法

冷蔵の場合

湿らせたペーパータオルで包み、保存袋に入れて、立てて保存します。

クウシンサイは夏野菜なので、(冷蔵室より温度・湿度設定が高い)野菜室での保存をおすすめします。

冷凍の場合

固めに茹でてから小分けにして、冷凍室で保存します。

冷凍保存すると、シャキシャキとした食感は失われてしまう事も多いため、冷凍保存したものは汁物の具や卵とじなどに使ってやると、美味しく食べられます。

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栄養素

クウシンサイは、以下に挙げる栄養素の摂取源になり得ます。

β-カロテン

体内でビタミンAに変換されます。厳密さを欠く発言になりますが、「β-カロテン=ビタミンA」と考えて問題ない場面が多いです。

ビタミンAには抗酸化作用があり、がんや動脈硬化、老化の予防などに役立ちます。

また、皮膚や粘膜の健康にも役立ちます。

その他ビタミンAは、目の健康維持にも強く関わるので、不足すると、夜盲症などを引き起こしてしまう事があります。

ビタミンE

強力な抗酸化作用があり、「老化抑制ビタミン」の異名を持ちます。

身体の代謝を良くして、冷え性や肩こりの改善にもつなげてくれる事があるビタミンです。

またビタミンEは、性ホルモンの分泌や生成にも関わるので、生殖機能の維持にも役立ちます。

ビタミンK

血液の凝固、凝固の抑制どちらにも関わるビタミンです。

ビタミンKの適度な摂取は、ケガをしてしまった時の出血を軽減してくれる可能性があります。

また、骨の形成にも必要なので、丈夫な骨作りにも欠かせません。

鉄

全身に酸素を運ぶのに必要不可欠なミネラルです。貧血予防に欠かせません。

特に、成人女性は気をつけて摂りたいミネラルでもあります。

その他

クウシンサイには、カリウムやマンガンといったミネラルも含まれます。

健康に良い組み合わせ

※ここで紹介する以外にも、健康に良い組み合わせ(食べ合わせ)はあります。

オリーブ油と組み合わせると

老化防止などにつながる可能性があります。

牛肉と組み合わせると

貧血予防などに役立ちます。

チーズと組み合わせると

チーズに含まれるカルシウムの吸収が良くなる可能性があります。

品種(一部)

クウシンサイスプラウト

あさがおの双葉そっくりな見た目をしている芽です。

鍋料理や、サッと茹でておひたしにしても美味しいです。

参考文献

・一般社団法人 農山漁村文化協会編・発行「地域食材大百科 第2巻 野菜」2010年5月15日 392~394頁

・川端理香監修 株式会社宝島社発行「毎日使える!野菜の教科書」2017年6月2日 85頁

・白鳥早奈英、板木利隆監修 株式会社高橋書店発行「もっとからだにおいしい 野菜の便利帳」2020年7月10日 111頁

・名取貴光監修 株式会社高橋書店発行「新・野菜の便利帳 健康編」2021年8月30日 85頁

・吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行「春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典最新版(初版)」2016年5月23日 61、239~264頁

リンク

当ブログ(クウシンサイと同じ、夏が旬の食材)

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